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2008年12月15日

「共有地自治組合」(仮称)より

 本誌58号で書いていただいたように集落共有地使用者による「自治組織」を立ち上げることになりました。

 賛同いただいた皆さんは、次の通りです。

 集落のよりよい財産運営のために、共有地使用者のご加入をよろしくお願いいたします。

 今月の加入者は次の3名です。

 東 福岡 功彦  金1000円入金

 中 原田 澄一  金1000円入金

 西 生田 吉一  金1000円入金
    (加入希望者は、この面々へご連絡ください)

 右の金額を平成15年度の土地使用代として集落共有地会計へ納付したいと思います。

 なお、本会は税金さえも集落に負担してもらっている現状を改めるため、使用者自ら有志を募って、地代を払い集落の負担を少なくすることが目的です。

 よって、地代の適正な金額は集落の共有地管理組合で決めていただくとして、それまでの「暫定自治組合」として使用者の皆さんに呼びかけていきたいと思います。

 集落共有地の現状に至るまでの経緯は他集落とは異なり、複雑と思いますが、集落の財政はこれからもますます苦しくなることが予想されます。

 使用者皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。加入者で話し合った結果、当面、面積の大小を問わず、一律1000円とし、平成15年度から支払うことにしました。

     平成15年 5月 「上嘉鉄魂」60号より掲載
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2008年12月14日

またまた共有地問題について

   編集委員 生島 常範

 近所で、しかも親戚である生田常吉、吉一さん親子と語らう機会があり、話題が共有地問題になった。

 上小向かいの共有地に倉庫を建て使用している常吉さんは、「上嘉鉄魂でも何回か取り上げられているように、この問題はきちんとしなくてはいけない。測量をしろとか、徴収に来いというのは言葉を換えているだけで、払う気がないと疑われても仕方ない。区長さんも多忙で集金のために各戸回るのも申し訳ない。自分たちでできることから始めたらどうだろか?」

 生田さん親子の案は次の通りである。

@ 既に畑は一畝、年間600円として徴収している。手っ取り早く宅 地2000円。倉庫や山羊、牛小屋等に使用の場所は1000円とす る。

A 意識のある人たちだけでも集めて集落会計へ納め領収書をもらう。
 
B 更に上嘉鉄魂で入金者名を公表し記録に残す。

C 過去は問わず今年度分から納めることとする。

D 賛同者が多くなり、集落の共有地委員会の体制も整った後には、地 代の適正な額、徴収方法等を検討して頂き、その管理を委譲する。

 正に使用者自らによる管理組織を立ち上げようというわけである。本来ならば使用者名面積、場所の特定等を行い、皆に納得していただける財産目録を作成できればいいのだが、
 
 労力、時間、集落民の人柄からしてできそうにない。だからといってこの問題を放置しておくわけにはいかないはず。

 現に畑地の使用量に関しては、毎年納めている人とそうでない人がおり、毎年払って居る方は、

「不公平だと思いながら、良心が許さないから払っている。できれば毎年払っている名簿を公表してほしい」と本音を漏らす。

 平成13年度の共有地組合出納簿によると、
共有地小作料徴収分は、上東35740円、上中12750円、上西22500円。合計70990円である。

 平成13年度の集落の会計報告書を見て驚いた。

 一般会計は66589円の繰り越しのあるものの、地区センターの上東側照明灯交換に必要な55545円は、一般会計の残高不足のために共有地会計から流用しているからである。集落の台所は、正に火の車なのである。

 一方、共有地会計は、平成11年度に集落所有の畑地を売却したので、残金が1016193円となっているが、地積調査終了後の集落所有地の固定資産税は、30万円ほどになるとの声もあり、そうなると7〜8年後には集落の財政は底をつくことは確実。

 新たな財源確保のため字費(現状月額1300円程度)増額もやむなしとなりそうである。ちなみに、ここ数年の集落共有地の固定資産税は、97000円と10万円に近い数字であるが、税務課の担当者によると地積調査完了後、実際の面積がどこも増えており、実際の税額はまだでていないが、「上がる可能性大」という。

 生田さんも
「いきさつはともかく税金さえも集落に負担させるのは誰が考えてもおかしい。集落の管理組合が徴収できないのなら使用者有志で組織を作り徴収して払い、更に使用者に呼びかけて話し合いの場を持ちたい。きちんとした組織になるまでの呼びかけ人」になるつもりと賛同者を募っている。

 更に常吉さんは、
「本当の上嘉鉄魂は、自分の利益にはならなくとも、他人から嫌われようと、たとえ家の中は火の車であっても、集落の発展のために是は是。非は非と主張し行動した昔の上嘉鉄壮年の生き方である。そうした先輩たちを知る我々は後輩たちにも示していくべき」と話す。

 生田さんの案に賛同する方は、直接本人、または生島までご連絡ください。

平成15年3月1日発行 第58号 より掲載
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2008年12月13日

上嘉鉄集落共有地管理組合定款

 昭和63年に作成された定款ですが、実際に定款にのっとって共有地の管理運営がなされてこなかったようです。

 今、この定款をもとにして新しい規約改正の見直しを共有地管理委員で始めているところです。

      上嘉鉄集落共有地管理組合定款

第1章 総  則
第1条 本組合は、上嘉鉄集落共有地管理組合と称する。
第2条 本組合の事務所を上嘉鉄共有地管理組合、組合長宅に置くもの   とする。

第2章 目 的 と 事 業
第3条 本組合は、喜界町大字上嘉鉄、値 林長外274名 名義所有   の土地を、上嘉鉄集   落共有地として、適正、且つ公平な管   理運営することを以て目的とする。
第4条 本組合は、前項の目的を達成する為に、次の事業を行う。
1.共有地の管理運営に関する事項。
2.共有地の適正な貸借及び使用料金の収受に関する事項。
3.共有地の基盤整備負担金及び固定資産税の支払いに関する事務。
4.その他目的達成に必要な事項。

第3章 会 員 (組織)
第5条 本組合は、喜界町上嘉鉄集落に居住する集落民(地元住民)を   以て組織する。

    第4章 決 議 機 関
第6条 本組合の決議機関は総会とする。
第7条 本組合は、毎年1回5月に定期総会を開催するものとする。
   但し、組合長の必要と認める時、または役員の過半数の申し出が   ある時は、臨時総会を開催することができるものとする。 
第8条 本組合の総会は、次の諸事項を審議決定する。
   1.本組合の定款の制定及び改正に関する事項
2.本組合の会計報告に関する事項
3.役員の承認決定に関する事項
4.共有地使用料単価決定に関する事項
5.その他重要と認められる事項
第9条 本組合の総会に於ける表決、出席組合員の過半数を得て決定す   るものとする。

第5章 役 員 及 び 報酬
第10条 本組合に役員を置くものとする。
1.組合長  1名
2.副組合長 2名
3.書記   1名
4.会計   1名
5.理事   1名
6.会計監査 2名
第11条 役員の選出は、各支部集落より4名推薦、組合長に専任区    長、副組合長に専任    区長以外の2区長を選任し、その他   の役職については当事者(各集落より推薦さ    れた12    名)で互選のうえ本組合の総会に於いて承認を得て決定するもの   とする。
第12条 役員の任期は4月1日より、翌年3月31日迄の1カ年と    し、再任は妨げない    ものとする。
第13条 役員手当は1ヶ月あたり、次の通りとする。
1.組合長    2000円
2.副組合長   1000円
3.書記及び会計 1000円

    第6章 会 計 及 び 会 計 監 査
第14条 本組合の会計は、共有地の使用料金及びその他の収入により   賄うものとする。
第15条 本組合の会計年度は、4月1日に始まり翌年3月31日に終   わるものとする。
第16条 本組合の定期総会で会計報告するに当たっては、会計監査を   必要とするものと    する。

附則
 本定款は、昭和63年4月1日より施行する。
              
               上嘉鉄共有地管理組合
                   以 上
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2008年12月11日

シマッチュの優しさから考える集落共有地問題

 昨年末の話で恐縮だが、所属している卓球同好会の忘年会を集落の公民館で行った。いつもの様に上小体育館で汗を流し、主婦が多く、小さい子供連れで練習をしていることから、湾へ行かず区長さんにお願いしてお借りした。

 後日使用料としてわずかだが、2000円お渡ししたところ「要らないよ」と返金された。数時間とはいえ、公の施設を私的に使用したのだ。電気代もタダではない。
 
 青壮年や婦人会、子ども会活動等にしようするのなら使用料免除でも良いが、私たちの同好会には、志戸桶、湾、赤連、荒木等からも子供連れで参加している。 

 余所で忘年会をしても費用はかかるし、公民館が一番都合が良いので使用許可して頂いただけでもありがたいこと。

 区長さんには感謝しつつも集落民の為には甘える訳にはいかないと思った。トイレの蛍光灯も切れかけていたので「区長さんの温かい気持ちには感謝していますが、電気代、電球交換の費用として是非受け取ってほしい」と再度お渡しした。

 最近新聞で「沖縄に学ぶ長寿八箇条」というのがあり、その中に「テーゲー主義で生きる」という項目を見た。なるほど、物事、人間関係等全てに完璧主義ではイライラが溜まり病気を作ってしまうし、
「水清ければ、魚も住まず」
とも言う。

 人間関係もつまらないものになってしまうだろう。しかし事がお金に関するとなると「テーゲー主義」は信用を失う結果となる。要は、「けじめあるテーゲー主義」が大事ということだろう。

 そうしたことから、集落の共有地問題を考えると、
「まあ、いいが、いいが」
というシマちゅの優しさと、地主が特定の個人ではないので「金の事で直接自分と関係ない事には関わりたくない嫌われるだけだ。」という考え方があるようだ。

 一方、借りている側も
「以前は規約があり、担当者が集金に来たが今は請求にも来ないし、自分の方から出しゃばって支払うのも他の人に気兼ねしてどうも・・・・」ということらしい。

 畑の借地料は、集金にいかなくても、地主宅までわざわざ持参してくれるシマっちゅだが、集落の財産管理責任者(代表区長)は、毎年替わるのでつい「テーゲーテーゲー」になってしまったようだ。

 責任は集落全体にあると思う。個人的には
「ちゃんとした規約があれば支払いたいのだが・・・・」
という声がほとんどとも聞く。

 高齢化、人口減少で、集落の財政も厳しい現状の中、地積調査が完了した来年度の集落共有地(畑地と宅地)の固定資産税は、10数万にもなると言われている。

 駐在所、ガソリンスタンド、電力会社(電柱地代)など、集落外の方からはしっかり借地代を頂いているのに、当の集落民が私的に使用している宅地や畑地に対してはこれからも「まあ、いいが、いいが」で済ませていいんだろうか?

 そんな中、14年度の集落新役員が改選され、ご本人も共有地を宅地に使用している喜界町議会議長の栄強志先輩が「共有地委員」の一人に選任された。

 栄先輩は、3月の上西常会で「この問題は法律の問題だから簡単ではない」とおっしゃたが完璧に解決しようと考えすぎて問題を先送りにするよりは、むしろ「ケジメあるテーゲーテーゲー主義」で「実測して正確に面積を出したりしなくても自分の物か他人の物か」のケジメだけつけて頂ければいいのではと思う。

 昭和63年3月発行の「上嘉鉄共有地管理組合定款」によると、管理組合は各集落3名の委員と3区長、計12名により構成されており、組合長は、代表区長が兼務とある。
 
 いつも町民の為、喜界町発展の為を前提に公正、適切な判断で喜界町議会の運営をしておられる栄強志先輩が加わったことで、この集落民の財産問題が一歩でも公正、適切に改善されることを希望すると共に、併せて集落全体の議論の高まりを期待したい。
(文責 生島 常範)
  「上嘉鉄魂 平成14年 6月 第49号」より掲載
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2008年12月10日

集落共有地の問題について

【集落共有地の問題について】
 先日、某先輩と飲んでいたときのこと。話が集落共有地の話題になった。「いろいろ問題になっているらしいが、畑の共有地がもし買えたら買いたいし、墓地も建てたいが勝手に杭を打ってもいいものなのか?」等々。

 私は、上西の共有地管理委員のひとりであり、畑地、宅地、墓地の私有化の問題を日頃から考えていた。集落共有地管理の基本は、
「集落全体の利益を優先し、公平かつ有効に管理すべき」
と考える。

 しかし、過去の慣習もあり、どの段階でどのように改めるべきか、区長さんはじめ役員の方々を中心に過去何度も議論してこられたが決まったことがなかなか継続徹底できなかった。

 管理する側の役員も毎年替わる上に、責任もない。「個人から借りた畑の借地料金は地主の家まで出向いて支払うが、集落共有地となると地主の顔が見えないので請求されるまで待つ」が一般的な現況。

 問題はどこにあるのだろうか?

 個人的に話してみると皆さん考えていることは同じだ。血縁関係でつながっている狭いシマ社会で、あまりうるさく言うと嫌われるが「いつかは手をつけなければならない問題」

 「支払う意志はある」「ただ、ある者は支払い、ある者は払わない、その上何の咎めも無いではおかしい」(使用者)

 その先輩は次のように提言する。

「畑地の借地料は1畝600円で今年度から徴収しているが、これを継続して徴収し畑総事業の負担金の残金85万円余りを1年でも早く完納するように努力しながら同時に、宅地使用者にも借地料を支払っていただくようにする。

 金額は問題ではない。集落の共有地を使用しているというケジメのためである。

 最低限このケジメがなければ子や孫の時代になったら、集落共有地と私有地の境界もますます曖昧になってしまう。

 同じ集落に住むものにとして日頃の付き合いの中でもわだかまりが起きる。最初は面積に関係なく、一筆年2千円くらいでもいいではないか。
 使用者が受け入れやすい金額で全員支払っていただくことが肝心。最初から金をかけて測量をする必要もあるまい。

 法外の使用料を取ろうという気持ちは過去も現在もない。あくまでもケジメの問題であり、後々物価や他集落の状況を見て調整すればいい。とにかくこの問題を放置しておくのはいけない。」

 また別のある先輩は、
「とりあえず、過去は問わず、現在集落が毎年支払っている共有地分の固定資産税(年間約15万円)だけでも利用者に均等に負担してもらっては?」と提言する。

 「争いを好まない、のどかな上嘉鉄集落」の良さを生かし、皆で十分論議し、実現可能なルールを作り、日常の密な人間関係もさわやかにいきたいものだ。
 
 大人の言動を見て子や孫は育っていることを思えばウヤフジンチャー(先祖)は立派だった。

 上嘉鉄に生まれ育って良かった」と喜んでもらい発展していく集落であってほしい。我々のウヤフジもそれを望んでいると思う。
                      生島 常範

        「上嘉鉄魂 平成11年 3月 10号」より掲載
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区長の立場から

 平成13年度の役員改選により7号の皆様から推薦をいただき区長職の重大さを知りながら引き受けることにしました。

 私には勿論学識もないまま東集落の皆様から温かいご理解とご協力を得て早くも5ヶ月が過ぎようとしています。その上、上嘉鉄集落の代表区長まで重なり責任の重大さを痛感しています。上嘉鉄集落の皆さんの1年間のご指導とご協力をよろしくお願いいたします。

 3月末日に代表区長の値 禎彦氏から集落全体の備品その他を引き継ぎ現在私のところに保管してあります。早速大事な書類等を拝見しているうちにふと目に止まったのがありました。それは上嘉鉄集落共有地管理組合定款という資料でした。

 それによると昭和63年4月1日より施行すると記載されており、さらに固定資産台帳に目を向けると上嘉鉄共有地、値 林長外274名所有(宅地借用者名簿)が出てきました。

 早速5月20日に共有地委員会を開きました。出席者が10名で
1.平成12年度の決算承認
2.平成13年度の予算審議
3.宅地借用地代の件
 決算と予算の審議は解決をみたものの共有地については意見がなく次回に持ち越し継続審議になりました。

 私は閉会の挨拶の中で「私も区長をして2ヶ月も過ぎようとしています。
 残り10ヶ月で私の任務も終わります。この重要な問題が簡単に解決できるとは思いませんが、集落の「和」を保つためにもまた子や孫たちの為にも集落活性化の為にも皆が納得のできる方向で1日も早い解決が望まれますので、次回の共有地委員会で決着をつけて頂きたい」とお願いしてあります。

 10余年間で数10名が代表区長並びに区長の皆さんが共有地にかかわってきたと思いますが、誰一人取り組んでいません。私も多分その一人になるでしょう。
 
 それではいつまでたっても何の解決にもなりません。そこでお願いを致します。

1.本紙をご覧の皆さんの建設的なご意見を区長または共有地委員にお寄せください。
2.宅地借用者の皆さんも是非委員会に出席して頂き良く話し合いをして頂きますようよろしくお願い致します。
                代表区長 前島 勇一郎
        「上嘉鉄魂 平成13年 9月 40号」より掲載
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再び共有地問題を考える

 今年3月発行の鹿児島大学法文学部人文学科の文化人類学・比較文明論研究室による「喜界町荒き集落の社会と生活」-地域振興・女性の社会活動・食文化を中心に-という報告書を見る機会があった。
 
 その第一章「荒き集落の人々の地域振興に対する認識と実践」の中の「地域づくり」の項目の中に共有地制度についての調査結果が掲載されている。「地域活性化に向けて」のテーマに見るように長期的展望の元に知恵を出し合って作り上げた制度である。 
 
 調査書によると「過疎化、少子化に対しては、荒き集落では昭和40年ごろから次男、三男への共有地貸し出し策がとられている。現在、荒木小学校の児童数は40人前後だが、まだそれが100人を超えていた当時から児童数の減少を食い止めようと始められたもので、自分たちの荒木集落の何とかしようという、当時の人たちの努力と知恵の結晶である。

 荒木集落では、共有地規約を作って共有地を管理している。その中に例えば、【共有地の境界線にアダンを植えてはいけない】という文章がある。それは、アダンという木は地面を這って伸びていくため、土地の境界線が分からなくなって隣人とのトラブルの原因になるということである。

 そこまで細かく、具体的な共有地規約が作られている。共有地の利用が進み、そしてしっかりと管理されていることが児童数の維持につながっているのである。と結んでいる。

 ここで、荒木集落の概要を説明したい。人口は670名、戸数は266戸、1組9組に分けられ、更に9組が21班に分かれている。集落構成は区長、議長、会計、書紀が柱となり、役員を構成し、区長の任期は2年、総会は最高機関ではあるが、組長と各種団体の長等で構成される代議員会には総会に代わる議決機関としての権限を与えている。
 
 集落運営は、毎月800円の字費と祭りなどの催し物の際に集められる寄付金による。共有地委員は12名で無報酬、区長、役員は加わっていない。毎年、決算と予算案を提出している。

 巻末資料の平成11年度共有地特別会計決算書によると、決算学は359万1881円の収入に対して、支出は7万8100円。350万円あまりが次年度繰り越しである。

 収入の内訳は280万円余りの繰り越し金のほか、貸地料が38万4320円宅地35件、牛舎5件、他2件)単純に計算すると、宅地で月約600円、牛舎でつき450円の貸地料となる。一方、支出は共有地に掛かる固定資産税を約8万円支払ったのみである。

 荒木集落の共有地管理は、次のようになっている。
借地希望者が現れた場合共有地委員会で審議され、「よし」となれば、借地人と集落は3年間の契約を結ぶ。貸地料は3年ごとに見直しを行う。現在の貸地料は月1畝600円、牛舎は1畝450円で毎月区長が集金し会計が管理し、3畝以上は貸さない。

 委員は集落の各組織から推薦により決定し1年任期だが、毎年殆ど留任され、欠員が出た時は補充する。共有地会計と一般会計はまったく別に管理され、多額の繰り越し金があるにもかかわらず、基本的に一般会計への流用はせず、「もしもの備え」にしている。これは先輩からの教えという。過去において、神社建設の際などに流用したことがあるという。

 集落の形態、歴史的背景、集落民の気質など、決して一様ではないが、荒木集落の共有地管理の取り組みは、大いに参考に値するものと思い紹介した次第である。

 現在上嘉鉄小学校の児童数53名、複式学級が1クラスだが、来年度は2クラスに増える。学校存続のため、集落活性化のため複雑に絡み合うしがらみを乗り越えて、役員の方々を中心に将来に向けて真剣に共有地管理問題を論議しようという動きが出てきたことは特筆すべきことだと思う。

 先輩方には過去の尊い経験から集落の発展ための貴重なご意見を賜りたいし、若い世代からは、新たな伝統創造者の立場からの意見や要望を期待したい。上嘉鉄集落民の英知が問われている共有地かんりに冠する論議の高まりを期待したい。
(文責 生島 常範)

「上嘉鉄魂 平成13年8月 39号」より掲載
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避けては通れない共有地問題

避けては通れない共有地問題

 共有地の問題がおきてきたのは、いつからだろうか? 共有地に固定資産税がかかり、土地改良にともなって土地改良負担金が、課せられてきたころからだと思う。
 私は、3年前にも上嘉鉄集落全体の会計を任されたことがあった。そのときも100万円近くの土地改良負担金を支払うのに、共有地でサトウキビを生産している農家から6年分の使用量をさかのぼって、徴収してやっと支払った。(以後毎年〜現在までサトウキビ農家の共有地からは、使用料を徴収している)その使用量だけでは足りずに共有地(畑地)を売却して負担金の延滞利息をかかるのをなんとかくい止めてきたいきさつがある。
 先祖代々からの土地を売却するのは、どうかという意見もあった。けれども目の前の負担金を解決するのが先だということで役員で集落全体の意見を聞くためにアンケート調査した。その結果、売却もやむを得ないという意見が大半を占めたので、売却したいきさつがある。
 さとうきびを生産している共有地からだけ土地使用料を徴収し、宅地として占有している人からは1円も徴収せず、しかも固定資産税は、サトウキビ生産農家から徴収している使用料から支払いするのは理屈に合わないとの意見と不満もあちこちから出ている。(駐在とヤマサン「ガソリンスタンド」は、使用料を毎年支払っている)
 現在農地・宅地を含めた固定資産税が1年間に9万8千円かかる。この固定資産税はサトウキビ農家の共有地使用料から支払っている。それでも足りずに売却した土地代から1万円ほど取り込んで支払っているのが現状である。
 売却したお金は、固定資産として定期に入れてきちんと保管しておくのが当たり前だが、いまのままではいつの間にか使い果たして1円も残らなくなる。売却しなければいつまでも集落の財産だったのがなくなってしまうのである。
 今まで何人もの代表区長がこの共有地の問題に取り組んできたが、宅地の共有地については、全く手を触れなかった原因の一つは、共有地に親戚が住んでいたり、縁故・知人・友人などがいたりでいろいろな人間関係が絡み合い思うように取り組めなかったと思う。さらにもうひとつ代表区長である自分の任期がすめば自分とは関係がないことだと考えてしまう。誰でも他人の恨みは買いたくないのも当然だろう。
 私も共有地に親戚が所有している土地がある。だからといって知らんぷりをして目をつぶってしまえば進展はなく、何の解決にもならない。
 我々の子孫に負担をかけないためにも、今早急に解決することが求められている。代表区長や役員に任さずに共有地を占有している人たちが自ら立ち上がり、共有地委員会を組織し、共有地の使用料その他について規約を決め、自分たちで管理運営したらどうかと思う。
 負の財産を我々の子どもや孫に残してしまっては、後世に汚点を残すことになるだろう。少子化が進む昨今、この問題は早急な解決が求められている。避けては通れない問題である。
 役員の苦悩を少しでも和らげてくれるのは一人一人がこの問題に関心をもち、みんなが納得のできる解決をすることだと思う。上嘉鉄は勤勉で義理堅く、他人に迷惑をかけない平和な集落である。皆が納得できる方向へ解決が平和のうちにできることを願っている。
上嘉鉄 会計 友岡 芳俊 「上嘉鉄魂平成13年7月 38号 掲載から」
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上嘉鉄集落総会議事録

        上嘉鉄集落総会議事録
● 開会日:2008年(平成20年)11月12日(水) 20:00~21:20 
● 場所:地区センター研修室 
● 出席者数:53名 
● 招集者:選任区長 西原光則上西区長(欠席)
● 議長:藤岡幸雄氏 
● 議事録者:友岡芳俊、生島常範
1.議題
@消防団旧車庫跡地利用について
    (今年6月、上西地内に新消防団車庫移転完了)
A今後の共有地管理のあり方について
2.決定事項(意見を含む)
@消防団旧車庫跡地利用について
・土地は集落の共有地であり、建物は消防団所有である。旧駐在所跡地を現在賃貸住宅として有効活用しているように、旧消防車庫も十分使用可能なので同様に、3集落共同で倉庫として使用することに決定。
A今後の共有地管理のあり方について
ア現在は機能していない共有地管理委員会を早急に機能させる。
イ現在上西と上中は共有地管理委員がいるが,上東は決まっていない ので,早急に選出し今回の決定をもとに管理委員会を招集する。 (上東集落は11月16日に選出済み)
ウ 共有地管理委員会では,今後の方向性を話し合い,具体的な内容に 関しては今年度末までに詰めていくことにする。
エ 共有地管理委員会で協議した今後の予定案を11月末までに3集落常 会を開催し集落民に知らせて意見を聞く。
オ 今後共有地の使用に関する問題は共有地管理委員会の審議を経て, 更に3集落の常会で報告し,集落民の同意を得るようにする。集落民 の代表といえども,共有財産の運営管理に関しては,3区長だけで決 定すべきではない。兜山建設のガソリンスタンド建設の際も,委員 会で審議し,更に3集落常会で了解を得た経緯がある。
カ 3区長を含む共有地管理委員は共有地管理の先進地である赤連,中 里,荒木,小野津等他集落の情報を調べて管理委員会に提供する。
キ 今回の総会の議事録は文書にして全戸配布する。

                 上嘉鉄選任区長 西原 光則㊞
                 上東区長   前島 勇一郎㊞
                 上中区長   大山 輝文㊞
                    
                     平成20年11月24日
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2008年12月09日

全体集落総会開催

    全体集落総会開催
管理組織を機能させ財産の有効活用を確認
 十一月十二日(水)午後八時より臨時総会が開催され、共有地の有効活用について話し合われました。出席者は二十代から八十代までの五十三名。議長に藤岡幸雄氏を選出し、
一、今年六月消防団車庫が上西地内へ移転。それに伴う上中地内の旧消防団車庫の跡地利用の件二、今後の共有地管理のあり方はどうあるべきかについて審議。
@旧消防団車庫は集落が管理し、旧駐在所跡地を賃貸住宅として有効活用しているように、集落共同で倉庫として使用する。
A今後の共有地管理については、機能していない管理委員会を早急に機能させ、集落の共有財産を公平かつ有効に活用していく事を確認しました。また、今回の消防車庫の移転については、三区長と消防団だけで話し合い、移転先を決定し、集落民への報告も無かったことから、移転したことを知らない人も多く、今後は集落民の代表といえども、区長だけで決めるのではなく、管理組織の審議を経て、集落民に承認を得る事も確認されました。
 これを受けて、十一月二十七日(木)には第一回共有地管理組合役員会が開催。
@共有地管理組合の定款の見直しA共有地使用者名簿一覧を作成し、使
用料を徴収すること等を話し合い、総会にはかる事となりました。いつの頃からか集まらないから全体総会は役員会だけになり、会計報告もなされていないので、財産管理の実態が分からないのが現状。面倒だがリーダーは皆に情報開示し、多くの意見に耳を傾けながら、案を作り、皆の承認を得て実行し、責任も皆で分担するのが自治活動の基本。元区長経験者の大先輩が「昔は毎月常会を開いて何か問題は無いか?と区長が集落民に積極的に尋ねたものだが、最近は集落常会も年度末の役員改選時に一回だけ、
普段は美化作業の後に簡単に報告するだけになってしまった」と嘆いていました。
 上嘉鉄に生を受けた人は皆故郷がいつの時代も栄えて住み良い集落になって欲しいと望んでいます。その為にも、目の前の難題に目を背けず、勇気を持って取り組み、これからの後輩達の負担を減らして行きたいものです。「義を見てせざるは勇無き也」という言葉がありますが、島では先輩方から「筋が通らん事はしんな!」と教わりました。「義」とは「正しい筋道」のこと。「嫌われる」「面倒だ」「自分の利益にならん」と逃げるのは勇気のない人の行為で、上嘉鉄の先輩達は勇気をもって筋を通してきました。
 それも「ハティトゥ魂」ではないでしょうか。その精神も次世代へ伝えていきたいものです。公益(自分を含む集落民の利益)の為、筋を通す為、子や孫達の為、皆で勇気を出してこの問題に取り組むべき時ではないでしょうか。
 参考までに昨年度の全体集落会計収支報告書と共有地会計収支報告書が最近三区長に提出されましたので、裏面に掲載しましたのでご覧下さい。(生島)

ラベル:管理 面倒 勇気
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2008年12月03日

上嘉鉄集落全体総会


上嘉鉄集落全体総会
                      於:地区センター 研修室

■日時:2008.12.02 19:00〜20.15

■参加者:共有地役員(全員出会)、3区長全員出会
     集落民、総計43名

■議長:藤岡 幸雄

■議題■
 T 共有地管理組合定款の見直し 
  @ 共有地委員長を集落選任区長に任せるのではなく、共有地委員の中から互選ある   いは、共有地委員以外から推薦ということで決まりました。

A 副委員長、会計、監査についても見直す。
 U 共有地使用者名簿一覧についても、共有地委員が使用者宅を回って、聞き取り調査  をしながら作っていくということになりました。

  共有地委員は、他集落の規約を参考にしながら、1月いっぱいで定款の見直しの提案 を集落全体で図ることになります。


上嘉鉄集落全体総会
                  於:地区センター 研修室

■日時:2008.12.02 19:00〜20.15

■参加者:共有地役員(全員出会)、3区長全員出会
     集落民、総計43名

■議長:藤岡 幸雄

■議題■
 T 共有地管理組合定款の見直し 
  @ 共有地委員長を集落選任区長に任せるのではなく、共有地委   員の中から互選あるいは、共有地委員以外から推薦ということ   で決まりました。

A 副委員長、会計、監査についても見直す。
 U 共有地使用者名簿一覧についても、共有地委員が使用者宅を回  って、聞き取り調査をしながら作っていくということになりまし  た。

  共有地委員は、他集落の規約を参考にしながら、1月いっぱいで定 款の見直しの提案を集落全体で図ることになります。
ラベル:定款 規約 互選 推薦
posted by jo6gsd at 14:41| Comment(0) | 共有地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

11月12日議事録

上嘉鉄集落総会議事録
● 開会日:2008年(平成20年)11月12日(水) 20:00~21:20
● 場所:地区センター研修室
● 出席者数:53名
● 招集者:選任区長 西原光則上西区長(欠席)
● 議長:藤岡幸雄氏
● 議事録者:友岡芳俊、生島常範
1. 議題
@ 消防団旧車庫跡地利用について
(今年6月、上西地内に新消防団車庫移転完了)
A 今後の共有地管理のあり方について
2. 決定事項(意見を含む)
@ 消防団旧車庫跡地利用について
・土地は集落の共有地であり、建物は消防団所有である。旧駐在所跡地を現在賃貸住宅として有効活用しているように、旧消防車庫も十分使用可能なので同様に、3集落共同で倉庫として使用することに決定。
A 今後の共有地管理のあり方について
ア 現在は機能していない共有地管理委員会を早急に機能させる。
イ 現在上西と上中は共有地管理委員がいるが,上東は決まっていないので,早急に選出し今回の決定をもとに管理委員会を招集する。 (上東集落は11月16日に選出済み)
ウ 共有地管理委員会では,今後の方向性を話し合い,具体的な内容に関しては今年度末までに詰めていくことにする。
エ 共有地管理委員会で協議した今後の予定案を11月末までに3集落常会を開催し集落民に知らせて意見を聞く。
オ 今後共有地の使用に関する問題は共有地管理委員会の審議を経て,更に3集落の常会で報告し,集落民の同意を得るようにする。集落民の代表といえども,共有財産の運営管理に関しては,3区長だけで決定すべきではない。兜山建設のガソリンスタンド建設の際も,委員会で審議し,更に3集落常会で了解を得た経緯がある。
カ 3区長を含む共有地管理委員は共有地管理の先進地である赤連,中里,荒木,小野津等他集落の情報を調べて管理委員会に提供する。
キ 今回の総会の議事録は文書にして全戸配布する。

                 上嘉鉄選任区長 西原 光則㊞
                 上東区長   前島 勇一郎㊞
             上中区長   大山 輝文㊞

平成20年11月24日
ラベル:議事録
posted by jo6gsd at 17:43| Comment(0) | 共有地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旧消防車庫有効活用決まる

 11月12日19:00〜 集落全体の常会。参加者は60名近くにのぼった。共有地に対する集落民の関心の高さを表している。

 専任区長の西原光則氏が欠席の中、議長に藤岡幸雄氏をたてて、話し合いが始まった。旧消防車庫の経緯を栄 哲治町議が説明。共有地の会計のことを栄一也氏が説明するなか、共有地の問題が皆さんに明らかになった。

 旧消防車庫についても、大勢多数で集落全体の為に有効活用されることが決まった。今後は、早急に共有地委員会を立ち上げ、共有地問題を緊急に話し合われる場が12月上旬にも開催されることになった。

 昨夜の会は、とても有意義だった。共有地問題を解決する大きな、大きな1歩になった。                        文責 友岡
ラベル:消防車庫
posted by jo6gsd at 13:44| Comment(0) | 共有地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

議事録を配布

 2008.11.12の上嘉鉄集落総会の議事録が配布になります。総会の様子が手にとって分かります。詳しくは,配布のプリントを見てね。

 携帯サイト
   http://x47.peps.jp/jo6gsd
にも掲載してあります。携帯から気軽に見てください。
ラベル:議事録 共有地
posted by jo6gsd at 07:54| Comment(0) | 共有地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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