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2008年12月11日

シマッチュの優しさから考える集落共有地問題

 昨年末の話で恐縮だが、所属している卓球同好会の忘年会を集落の公民館で行った。いつもの様に上小体育館で汗を流し、主婦が多く、小さい子供連れで練習をしていることから、湾へ行かず区長さんにお願いしてお借りした。

 後日使用料としてわずかだが、2000円お渡ししたところ「要らないよ」と返金された。数時間とはいえ、公の施設を私的に使用したのだ。電気代もタダではない。
 
 青壮年や婦人会、子ども会活動等にしようするのなら使用料免除でも良いが、私たちの同好会には、志戸桶、湾、赤連、荒木等からも子供連れで参加している。 

 余所で忘年会をしても費用はかかるし、公民館が一番都合が良いので使用許可して頂いただけでもありがたいこと。

 区長さんには感謝しつつも集落民の為には甘える訳にはいかないと思った。トイレの蛍光灯も切れかけていたので「区長さんの温かい気持ちには感謝していますが、電気代、電球交換の費用として是非受け取ってほしい」と再度お渡しした。

 最近新聞で「沖縄に学ぶ長寿八箇条」というのがあり、その中に「テーゲー主義で生きる」という項目を見た。なるほど、物事、人間関係等全てに完璧主義ではイライラが溜まり病気を作ってしまうし、
「水清ければ、魚も住まず」
とも言う。

 人間関係もつまらないものになってしまうだろう。しかし事がお金に関するとなると「テーゲー主義」は信用を失う結果となる。要は、「けじめあるテーゲー主義」が大事ということだろう。

 そうしたことから、集落の共有地問題を考えると、
「まあ、いいが、いいが」
というシマちゅの優しさと、地主が特定の個人ではないので「金の事で直接自分と関係ない事には関わりたくない嫌われるだけだ。」という考え方があるようだ。

 一方、借りている側も
「以前は規約があり、担当者が集金に来たが今は請求にも来ないし、自分の方から出しゃばって支払うのも他の人に気兼ねしてどうも・・・・」ということらしい。

 畑の借地料は、集金にいかなくても、地主宅までわざわざ持参してくれるシマっちゅだが、集落の財産管理責任者(代表区長)は、毎年替わるのでつい「テーゲーテーゲー」になってしまったようだ。

 責任は集落全体にあると思う。個人的には
「ちゃんとした規約があれば支払いたいのだが・・・・」
という声がほとんどとも聞く。

 高齢化、人口減少で、集落の財政も厳しい現状の中、地積調査が完了した来年度の集落共有地(畑地と宅地)の固定資産税は、10数万にもなると言われている。

 駐在所、ガソリンスタンド、電力会社(電柱地代)など、集落外の方からはしっかり借地代を頂いているのに、当の集落民が私的に使用している宅地や畑地に対してはこれからも「まあ、いいが、いいが」で済ませていいんだろうか?

 そんな中、14年度の集落新役員が改選され、ご本人も共有地を宅地に使用している喜界町議会議長の栄強志先輩が「共有地委員」の一人に選任された。

 栄先輩は、3月の上西常会で「この問題は法律の問題だから簡単ではない」とおっしゃたが完璧に解決しようと考えすぎて問題を先送りにするよりは、むしろ「ケジメあるテーゲーテーゲー主義」で「実測して正確に面積を出したりしなくても自分の物か他人の物か」のケジメだけつけて頂ければいいのではと思う。

 昭和63年3月発行の「上嘉鉄共有地管理組合定款」によると、管理組合は各集落3名の委員と3区長、計12名により構成されており、組合長は、代表区長が兼務とある。
 
 いつも町民の為、喜界町発展の為を前提に公正、適切な判断で喜界町議会の運営をしておられる栄強志先輩が加わったことで、この集落民の財産問題が一歩でも公正、適切に改善されることを希望すると共に、併せて集落全体の議論の高まりを期待したい。
(文責 生島 常範)
  「上嘉鉄魂 平成14年 6月 第49号」より掲載
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2008年12月10日

集落共有地の問題について

【集落共有地の問題について】
 先日、某先輩と飲んでいたときのこと。話が集落共有地の話題になった。「いろいろ問題になっているらしいが、畑の共有地がもし買えたら買いたいし、墓地も建てたいが勝手に杭を打ってもいいものなのか?」等々。

 私は、上西の共有地管理委員のひとりであり、畑地、宅地、墓地の私有化の問題を日頃から考えていた。集落共有地管理の基本は、
「集落全体の利益を優先し、公平かつ有効に管理すべき」
と考える。

 しかし、過去の慣習もあり、どの段階でどのように改めるべきか、区長さんはじめ役員の方々を中心に過去何度も議論してこられたが決まったことがなかなか継続徹底できなかった。

 管理する側の役員も毎年替わる上に、責任もない。「個人から借りた畑の借地料金は地主の家まで出向いて支払うが、集落共有地となると地主の顔が見えないので請求されるまで待つ」が一般的な現況。

 問題はどこにあるのだろうか?

 個人的に話してみると皆さん考えていることは同じだ。血縁関係でつながっている狭いシマ社会で、あまりうるさく言うと嫌われるが「いつかは手をつけなければならない問題」

 「支払う意志はある」「ただ、ある者は支払い、ある者は払わない、その上何の咎めも無いではおかしい」(使用者)

 その先輩は次のように提言する。

「畑地の借地料は1畝600円で今年度から徴収しているが、これを継続して徴収し畑総事業の負担金の残金85万円余りを1年でも早く完納するように努力しながら同時に、宅地使用者にも借地料を支払っていただくようにする。

 金額は問題ではない。集落の共有地を使用しているというケジメのためである。

 最低限このケジメがなければ子や孫の時代になったら、集落共有地と私有地の境界もますます曖昧になってしまう。

 同じ集落に住むものにとして日頃の付き合いの中でもわだかまりが起きる。最初は面積に関係なく、一筆年2千円くらいでもいいではないか。
 使用者が受け入れやすい金額で全員支払っていただくことが肝心。最初から金をかけて測量をする必要もあるまい。

 法外の使用料を取ろうという気持ちは過去も現在もない。あくまでもケジメの問題であり、後々物価や他集落の状況を見て調整すればいい。とにかくこの問題を放置しておくのはいけない。」

 また別のある先輩は、
「とりあえず、過去は問わず、現在集落が毎年支払っている共有地分の固定資産税(年間約15万円)だけでも利用者に均等に負担してもらっては?」と提言する。

 「争いを好まない、のどかな上嘉鉄集落」の良さを生かし、皆で十分論議し、実現可能なルールを作り、日常の密な人間関係もさわやかにいきたいものだ。
 
 大人の言動を見て子や孫は育っていることを思えばウヤフジンチャー(先祖)は立派だった。

 上嘉鉄に生まれ育って良かった」と喜んでもらい発展していく集落であってほしい。我々のウヤフジもそれを望んでいると思う。
                      生島 常範

        「上嘉鉄魂 平成11年 3月 10号」より掲載
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区長の立場から

 平成13年度の役員改選により7号の皆様から推薦をいただき区長職の重大さを知りながら引き受けることにしました。

 私には勿論学識もないまま東集落の皆様から温かいご理解とご協力を得て早くも5ヶ月が過ぎようとしています。その上、上嘉鉄集落の代表区長まで重なり責任の重大さを痛感しています。上嘉鉄集落の皆さんの1年間のご指導とご協力をよろしくお願いいたします。

 3月末日に代表区長の値 禎彦氏から集落全体の備品その他を引き継ぎ現在私のところに保管してあります。早速大事な書類等を拝見しているうちにふと目に止まったのがありました。それは上嘉鉄集落共有地管理組合定款という資料でした。

 それによると昭和63年4月1日より施行すると記載されており、さらに固定資産台帳に目を向けると上嘉鉄共有地、値 林長外274名所有(宅地借用者名簿)が出てきました。

 早速5月20日に共有地委員会を開きました。出席者が10名で
1.平成12年度の決算承認
2.平成13年度の予算審議
3.宅地借用地代の件
 決算と予算の審議は解決をみたものの共有地については意見がなく次回に持ち越し継続審議になりました。

 私は閉会の挨拶の中で「私も区長をして2ヶ月も過ぎようとしています。
 残り10ヶ月で私の任務も終わります。この重要な問題が簡単に解決できるとは思いませんが、集落の「和」を保つためにもまた子や孫たちの為にも集落活性化の為にも皆が納得のできる方向で1日も早い解決が望まれますので、次回の共有地委員会で決着をつけて頂きたい」とお願いしてあります。

 10余年間で数10名が代表区長並びに区長の皆さんが共有地にかかわってきたと思いますが、誰一人取り組んでいません。私も多分その一人になるでしょう。
 
 それではいつまでたっても何の解決にもなりません。そこでお願いを致します。

1.本紙をご覧の皆さんの建設的なご意見を区長または共有地委員にお寄せください。
2.宅地借用者の皆さんも是非委員会に出席して頂き良く話し合いをして頂きますようよろしくお願い致します。
                代表区長 前島 勇一郎
        「上嘉鉄魂 平成13年 9月 40号」より掲載
posted by jo6gsd at 21:27| Comment(0) | 共有地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

再び共有地問題を考える

 今年3月発行の鹿児島大学法文学部人文学科の文化人類学・比較文明論研究室による「喜界町荒き集落の社会と生活」-地域振興・女性の社会活動・食文化を中心に-という報告書を見る機会があった。
 
 その第一章「荒き集落の人々の地域振興に対する認識と実践」の中の「地域づくり」の項目の中に共有地制度についての調査結果が掲載されている。「地域活性化に向けて」のテーマに見るように長期的展望の元に知恵を出し合って作り上げた制度である。 
 
 調査書によると「過疎化、少子化に対しては、荒き集落では昭和40年ごろから次男、三男への共有地貸し出し策がとられている。現在、荒木小学校の児童数は40人前後だが、まだそれが100人を超えていた当時から児童数の減少を食い止めようと始められたもので、自分たちの荒木集落の何とかしようという、当時の人たちの努力と知恵の結晶である。

 荒木集落では、共有地規約を作って共有地を管理している。その中に例えば、【共有地の境界線にアダンを植えてはいけない】という文章がある。それは、アダンという木は地面を這って伸びていくため、土地の境界線が分からなくなって隣人とのトラブルの原因になるということである。

 そこまで細かく、具体的な共有地規約が作られている。共有地の利用が進み、そしてしっかりと管理されていることが児童数の維持につながっているのである。と結んでいる。

 ここで、荒木集落の概要を説明したい。人口は670名、戸数は266戸、1組9組に分けられ、更に9組が21班に分かれている。集落構成は区長、議長、会計、書紀が柱となり、役員を構成し、区長の任期は2年、総会は最高機関ではあるが、組長と各種団体の長等で構成される代議員会には総会に代わる議決機関としての権限を与えている。
 
 集落運営は、毎月800円の字費と祭りなどの催し物の際に集められる寄付金による。共有地委員は12名で無報酬、区長、役員は加わっていない。毎年、決算と予算案を提出している。

 巻末資料の平成11年度共有地特別会計決算書によると、決算学は359万1881円の収入に対して、支出は7万8100円。350万円あまりが次年度繰り越しである。

 収入の内訳は280万円余りの繰り越し金のほか、貸地料が38万4320円宅地35件、牛舎5件、他2件)単純に計算すると、宅地で月約600円、牛舎でつき450円の貸地料となる。一方、支出は共有地に掛かる固定資産税を約8万円支払ったのみである。

 荒木集落の共有地管理は、次のようになっている。
借地希望者が現れた場合共有地委員会で審議され、「よし」となれば、借地人と集落は3年間の契約を結ぶ。貸地料は3年ごとに見直しを行う。現在の貸地料は月1畝600円、牛舎は1畝450円で毎月区長が集金し会計が管理し、3畝以上は貸さない。

 委員は集落の各組織から推薦により決定し1年任期だが、毎年殆ど留任され、欠員が出た時は補充する。共有地会計と一般会計はまったく別に管理され、多額の繰り越し金があるにもかかわらず、基本的に一般会計への流用はせず、「もしもの備え」にしている。これは先輩からの教えという。過去において、神社建設の際などに流用したことがあるという。

 集落の形態、歴史的背景、集落民の気質など、決して一様ではないが、荒木集落の共有地管理の取り組みは、大いに参考に値するものと思い紹介した次第である。

 現在上嘉鉄小学校の児童数53名、複式学級が1クラスだが、来年度は2クラスに増える。学校存続のため、集落活性化のため複雑に絡み合うしがらみを乗り越えて、役員の方々を中心に将来に向けて真剣に共有地管理問題を論議しようという動きが出てきたことは特筆すべきことだと思う。

 先輩方には過去の尊い経験から集落の発展ための貴重なご意見を賜りたいし、若い世代からは、新たな伝統創造者の立場からの意見や要望を期待したい。上嘉鉄集落民の英知が問われている共有地かんりに冠する論議の高まりを期待したい。
(文責 生島 常範)

「上嘉鉄魂 平成13年8月 39号」より掲載
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喜界島でウグイスの越冬調査

 12月8日の南海日日新聞によると、

 
 国立科学博物館の濱尾章二研究主幹が11月27日から5日間、喜界島を訪れ、越冬時期のウグイスの分布調査などを行った。

 それによると、同島で越冬するウグイスの大部分は国内北部から飛来したウグイスで、"土着”のダイトウウグイスは、1割以下だという。今回の調査でキマユムシクイも確認、濱尾主幹は「これまで確認例のなかった他の鳥類についても分布の可能性が高く、興味深い」と話している。



 喜界島は、鳥、蝶に関しても注目を集めています。百之台や中西公園にいくまでの道路脇でアサギマダラなど年中見られるし、鳥もサシバなど、東北地方から石垣島まで渡るときに立ち寄っています。

 2,3日前は、部屋の中にウグイスが入ってきて、窓を閉め切って詳しく観察しましたが、ダイトウウグイスだったか国内北部から飛来してくるウグイスだったかは不明です。

 デジカメで写しておけばよかったなあ。充電池切れで残念。

 濱尾主幹によれば、荒木から手久津久にかけての一帯で100羽捕獲したなかでダイトウウグイスは、わずか6羽だったらしいです。

 我が家の庭先のシークーやクニファーのみかん木にくるウグイスは、何だろう。

 遺跡群といい、ウグイス調査といい今、喜界島は脚光を浴びています。なんていったって南海日日新聞の一面を飾るのですから。
 
posted by jo6gsd at 11:41| Comment(0) | 喜界島の情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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